Camino de Santiago

銀河の道 Mitsue Kojima

第2章 サンティアゴ巡礼とは?

サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北部ガリシア地方にあるキリスト教三大聖地の一つである。
この都市にあるカテドラル(大聖堂)を目指して、スペイン各地から、フランスから、ポルトガルから人々はやってくるが、この道をサンティアゴ巡礼道という。この巡礼によって中世ヨーロッパの文化が大移動したとも言われている。巡礼によって神の奇跡がおきると信じる者、罪が許されるとして贖罪の旅にでた者、また王族など地位がある者で立身出世を願う者などが、この道を歩いたそうだ。
当時は今ほど道も整備されておらず、悪天候のために命を落とす者、盗賊に襲われて殺される者、なかには狼の餌食になった者もいたという。まさに命がけの巡礼であった。それでも最盛期には年間50万人を超える人たちが歩いたという。

さて現代ではどうか、サンティアゴ巡礼道全体がユネスコの世界遺産に登録されてから、訪れる人は激増している。日本からの巡礼者もずいぶん増えた。それはどうしてなのだろうか?